2010年05月13日

カラバッジオ

昨夜のBS朝日「世界の名画」

今年はカラバッジオ没後400年。イタリアでも7月18日に向けて、カラバッジオ展の人気はすごいらしい。
破天荒の一言につきる彼の人生だけど、どんな思いで最後にローマを目指したのか。いろいろなパトロンに庇護されながらも、飢えに近いほどの寂しさを抑えきれず、ローマへ・・・と歩いていったのか。
結局、彼はどんな時も満たされたことはなかったのだろう。
絵の半分近くを占めるカラバッジオの黒は、心の闇か不安か寂しさか、どんなに楽しい時も、飲んでいる時も、心の中から大きな影が消えることはなかったんだろう。

ふと思い出すのは88年に出会ったジプシーの兄妹、ギリシアの輝く光のなかで楽しそうに笑いながらも、空気の冷たさと陰の深さに、心が締め付けられた。
私には、似たような陰がある気がする。自由という光は、陰があってこそ光るものだから。というより自由と陰は切り離すことはできないんだろう。
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posted by ultramomosan at 20:12| Comment(0) | 芸術
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