2013年08月22日

北アルプスでの滑落事故に思う

先日、日本海から北アルプス全山縦走を試みたトレイルランナーが最後の最後で滑落し、なくなったという。
TJARの影響もあるだろうし、山経験ある人しいので思いついたのかもしれない。51歳ならまだやりたい気持のほうが強いのかも。

この夏、白馬〜上高地を25年振りに実行できたのは安保という心強いパートナーがいたからで、ここ数年山でヒヤッっとする事が続き、慎重に考えるようになっている自分だけでは決行しなかったかもしれない。おまけに相棒は仕事柄、安全第一が身に染み付いているから。
たとえば、雪渓の怖さ、急登のガレ場など、自分の注意だけでは防ぎきれない事故に遭う可能性を考えてしまう。誰かが滑ったり落石を落としたりした時の急な反応に自身がなくなりつつある。それは後に残される家族のことを思うからでもある。

ようは、自分の衝動と、自分の体力技術に対する客観的な評価、危険可能性に対する想像力、家族に対する責任感のせめぎあいだと思う。
それらの冷静な比較判断を誤らせるのが、メディアの取り上げ方や周囲の無責任な煽りだったりするのではないか。「すごい!」と賞賛されるのは自尊心をくすぐられるものだ。けれど、そんな時は謙虚に、疲労しきった自分が風雨を前にした時のことを想像してみることが必要な気がする。
自分にとって一番大切なのは家族だろうから。

シアトル行きの待ち時間に。
130822_0151~01.jpg
posted by ultramomosan at 01:53| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: