2014年03月11日

メセタの石積み

スペイン、サンチアゴ・デ・コンポステラの巡礼に行ったことのある日本人は、たぶん誰もが絶句する…そんな風景がある。ブルゴスから始まるメセタ台地。

見渡す限りの麦畑。山はない。ところどころに石の小山があるだけ。
巡礼路と畑の区切りも石積みだ。
メセタは風化台地。何万年もの間に固い地層だけがのこり、あとは風雨で磨かれたように平坦になり、豪雨の跡の川だけが谷を作っている。
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はじめてその台地に上がった時、私も絶句した。見渡す限り、麦畑以外見えない。
ところどころに見える石積みは最初なんだろうと思ったが、頭の中に「石を畑から運び出す農民の姿」が浮かんだ。これは畑にするために運び出した石の山なんだと、気が付いた。

今日、葡萄の植え付けをする圃場の石の運び出しをやりながら、私の両親や祖父、曽祖父母のことを思った。
同じではないか、スペインも日本も。

嬉しいような、悲しいような、不思議な感動が湧いてきた。
もしかしたら、私はスペインで石を運んでいたことがあったのかもしれない。
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posted by ultramomosan at 19:51| Comment(0) | 人間
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