2015年01月14日

風刺画やヘイトスピーチについて

小さい頃、教えられ学んだことがある。
「人の嫌がることをしてはいけない」ということ。
言論の自由は、人を傷つけることも言えるという自由ではない、という意味だと理解している。お互いに尊重し合おう、ということだと思う。
今、問題となっているヘイトスピーチもそうだが、フランスでの風刺画にも同じ問題点を感じるのは私だけだろうか?
もちろん、暴力が許されるわけではないのは当たり前だ
が、今回のように、言論の自由の名の下に同じことをやり返すのでは、同じ土俵に乗ってしまうことになるし、新たないさかいの連鎖を呼ぶのではないだろうか?

本来、風刺画というのは権力に対するペンによる批判である。似たような価値観を持つ世界では理解されるのであろうが、そうでない場合、どうなのだろう。
自由の根本は他者を尊重することである。異文化の価値観にたいする配慮は、なされてしかるべきだと思うのだけれど。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00050144-yom-int
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2014年11月29日

「世界遺産にされて富士山は泣いている」野口健

「世界遺産にされて富士山は泣いている」野口健著・PHP新書。

以前から気になっていた彼の富士山に対するスタンスを、この本ではっきり知ることができた。有名な三浦氏や山村氏よりも若いが、世界中を歩いてきたからの価値観なのだろう。世界各国の自然と向き合ってきて、こういう見識を持てない人がいるのはなぜなんだろう。

忠告をしてくれる人がいないからか?
忠告を聞く耳ができていないのか?
なぜ最も大切なことは何かということに気づけないか?

いずれにせよ、そんな遠くのことよりも目先の目標を達成することに心を奪われているからに他ならないのだろう。目標達成に驚くほどの集中力をもっているからこそ、様々な目標を達成できるのだろうけど、その過程で気づかず見逃してしまうことが多すぎるのだろう。以前、日本のトレイルランをリードする二氏と話をしていて気づいたことは、「自然を守る」ということに対して、深い見識と洞察力が足りない、ということだった。(うちの一人には、このことについてあれこれ意見交換してたら友人から外されてしまった)
たとえば、美しい自然の中の林や平原に、一本のトレイルがあったとする。その写真を見て、この場所を走りたいと思うか、ここで大会をしたいと思うか、どう思うかは自由である、だが、同時に、手つかずの自然を切り裂いてしまったトレイルを悲しいとか哀れとかいう感情も持ってもらいたいと思う。

まぁそんなことよりも、
自然保護とは、ゴミを捨てないことでもあるし、登山道を守ることも場合によっては自然保護に役立つだろう、でもそれがすべてではない。
最善の自然保護は、守るべき自然には立ち入らないこと、自然環境の悪化を招く生活一切をやめること、だろうと思う。
次善の自然保護は、守るべき自然に立ち入るなら最小の影響しか与えないこと、自然環境の悪化を招くような生活態度を見直すこと、ではないだろうか。

私たちは、この自然を消費するだけであってはならないと思う。登ることで山が崩れるなら登ってはいけない。野口氏のように「自然を守りながらも利用は続けたい」という考え方もあるだろうが、「利用も諦める」覚悟は必要である。富士山五合目の観光施設のように、入山制限で客が減ると生活が成り立たない、という意見もあるだろうが、いわば贅沢な既得権と、人類の将来に向かっての権利をどう比較衡量するか、これは話し合って行かなければならない。登山鉄道の発想、同じである。

最近のトレイルランのプロデュースによくある「ここのロケーションが素晴らしいからここで大会をやりたい、この風景を見てほしい」という発想、それだけでコースを決めないでいただきたい。貴重な固有種があるかもしれない、ルートは本当に最善なルートなのか、安全とロケーションを天秤にかけていないか、既存の利用者に迷惑をかけていないか、など反対意見に真摯に耳を傾け、尊重していただきたい。

常に考えなければならない問題は、
「理想的なのはどうか?」
「本来はどうあるべきなのか?」
「自然保護と自然の享受はどちらが優先するか?」
ということだ。

自然を自分の所有物と考えるかどうか。
自然保護で日本の100年前を行くアメリカ
自然を観光立国の基礎とするスイス
私たちはどちらからも学ぶことはできる。

私は富士山を遠くから見ていれば十分だ。
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2014年06月15日

法事、三回忌と三十三回忌

今日は全国的に父の日。で、私の父の三回忌、祖父の三十三回忌。
ここ数日、母の頭はそのことでいっぱいだったみたい。
父と祖父の蘇東坡を墓まで運びながら、眼下に見えるヘタクソな田植えの済んだ田を見ながら、びっこを引きながら、青空と涼しい風がまぶしく感じた。
廻向文を唱えながら、墓石の日影で涼むアマガエルを見つけた。葡萄畑から着いて来たカエルのような気がした。

昨日の朝に痛めた右ふくらはぎ腓腹筋。今日は少し楽になった。ずっとアイシング。なんとか早く普通に歩けれるようになれば、ストレスも軽くなる。

明日は、2回目のGA処理。それが終ると、一気に楽になる。あと二日、頑張ろう!

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2014年06月01日

亡くなった父の誕生日

今日は、父の85回目の誕生日だった。
一昨年は、病室で若い看護師たちに囲まれて嬉しそうだったな。二週間後に死んでしまうなんて思ってなかった。

早いもので、もうマル2年。
最後に、父が食べたいと言ったのは、寿司だったか母の炊き込みご飯だったか、もう忘れてしまった。

昨日から始めた田植え、今日までで、78アールの水田のうち、70アール以上を植えることができた。
一昨年が102アール、昨年が97アール。昨秋に20アール近くを葡萄畑にしたので、今年はその分収入が減る。
父が、生きてたら何て言うだろうな。

きっと何人も炎天下に手伝いに来てくれてるところなんて、想像もしてなかっただろう。ほんとうにありがたいなぁ、と。

晩ごはんを食べて、ふと見上げると済生会病院の窓が並んでた。
いろいろあったなぁ。

自分が、農業をやるなんて考えてもみなかった。
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2014年05月23日

Wester States, again !

90年代、このトレイルを走り続けた。
http://www.ultrasportslive.tv/official-western-states-endurance-run-course-preview/
カーブの一つ一つを覚えている。忘れられない風景がある。

雪の残る冷気の中のスタート。高鳴る胸を抑えられなかった。最初の登り、どんどん抜かれて行く時の胸のざわつき。でも「ゴールしたとき自分の前にいるのはこの中の一握りなんだから落ち着け」と言い聞かせる。

エミグラントパスで振り返るとタホ湖の向こうに朝日が昇る。
雪でダンカンキャニオンまでエイドのない年もあった。
始めてクルーと会えるロビンソンフラットでは熊にもあった。
ダスティコーナーまでのロードの苦しいこと。ラストチャンスの膝が悲鳴をあげる下り、上がり続ける気温は谷底では40度を超える。
http://www.ultrasportslive.tv/official-western-states-endurance-run-course-preview/
デビルズサムの登り、道端で泣いていたジョーンズさん。
午後二時の焼けつくエイド・ミシガンブラフで食べたアイスクリームのおいしかったこと。ボルカノキャニオンからフォレストヒルへの登りで出会ったシドニーメルボルンの戦友Randi "Rocky" Bromka。


フォレストヒルからアメリカンリバーへの長い下り、毎回予備電池をどこに置くか迷った…カリフォルニアループ。いつもこの下りで胃をやられた。
はじめて見たラッキーチャッキー、まぶしかった。川の両岸からライトで照らされる水の中で支えてくれるボランティア。冷たい雪解け水の渡渉、気持ちよくて川の中で立ったままのランナーもよく見た。
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グリーンゲイトへの登りには必ずスカンクがいた。
ブラウンズバーまでのローリングするトレイルでは鹿の目に何度であったか。
バッファローチップスがまだブラウンズバーを担当してた頃、走ってたどり着くと、赤い悪魔がいたなぁ。
ハイウェイ49からノーハンズブリッジまでの下り、いつもペーサーを置いてけぼりにした。ゴールまでの区間でベスト10に入ってたこともあったな。
ノーハンズブリッジはいつも闇の中、はじめて夜明けに通って橋を見たとき、川の美しさに絶句した。

友人の伴走が許されるロビーポイントからゴールまで。最初のレースではクリスの背中だけを見て爆走し、気が付いたらRDのノーマンさんに助け起こされてた。
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高校の体育館のなが〜いアワード。一人ひとりバックルを貰いに前に進み出る。その時の誇らしさ。

60歳代、もう一度シルバーバックルを目指して走りたい。

Dick Laine, RIP
posted by ultramomosan at 07:04| Comment(0) | 日記